あなたは、FPGA上にハードウェアをかなり苦労した末、実装して、PCのソフトウェアに比べて 5倍高速に動かすことに成功しました。 この経験をリコンフィギャラブルシステム研究会で発表すれば、高く評価をして もらい、励ましと実装上のアドバイスをもらうことができます。ところがあなたは、世の中の 風が大変冷たいのに気づくでしょう。「実装しただけでオリジナリティがないじゃないか」 「ハードウェアで実装したんだからソフトウェアに比べて速くなるに決まっている」 「こんなの研究じゃないよね」 とか言われ、修士論文や博士論文の発表会では他の分野の先生に 猛烈にいじめられてしまいます。あなたの挙げた成果と その意義は、他の分野の研究者に比べて決して劣るわけではないのですが、 この言われようはどうでしょう? それは、リコンフィギャラブルシステムの分野が若くて定着していないことが一つの原因です。 どちらかというと、このようなことを言う方の頭が固陋で時代遅れといえましょう。 とはいえ、ちょっとだけ工夫することによってこの いわれのない非難を免れることができます。これがリコンフ8策です。あなたが研究を進める 時にこの8策を使ってください。必ずやあなたの実装の研究としての価値が高まるでしょう。