2. インストール
ISISのインストールは以下の手順で行う。
-
必要なツールを用意する。
- ANSI/ISO C++コンパイラ
gcc-2.95.3
以降、gcc-3.2
以降など。
- gtk+ (GUI debuggerを用いる場合のみ)
gtk+-1.2.10
以降。
-
./configure
を実行し、パッケージをコンパイル可能な状態にする。
gcc-2.95.3
以降または gcc-3.2
以降でコンパイルする場合は、
テンプレート展開の深さを拡張する必要がある。./configure
を実
行する際に、CXXFLAGS 環境変数に -g -O2
-ftemplate-depth-32
などと指定すること。
必要に応じて以下のオプションを追加する。
- `--prefix=DIR'
- インストール先を指定する。無指定の場合、
/usr/local
にインストー
ルされる。
- `--enable-sample'
- `--disable-sample'
- サンプルシミュレータをインストールする場合に指定する。デフォルトではno。
- `--enable-gui'
- `--disable-gui'
- GUIデバッガを使用可能にする場合に指定する。デフォルトではno。
- `--enable-static'
- `--disable-static'
- staticライブラリを作成する場合に指定する。デフォルトではyes。
- `--enable-shared'
- `--disable-shared'
- 共有ライブラリを作成する場合に指定する。デフォルトではyes。
- `--enable-maintainer-mode'
- `--disable-maintainer-mode'
- ISISの開発を行う場合に指定する。デフォルトではno。このオプションをyes
に指定するとライブラリの機能や実現形態が一部変更されるため、通常の使用
目的で指定してはならない。
- `--enable-debug'
- `--disable-debug'
- ライブラリのデバッグを行う場合に指定する。デフォルトではno。このオプショ
ンをyesに指定するとライブラリの機能や実現形態が一部変更されるため、通
常の使用目的で指定してはならない。
-
make
を実行する。
-
ライブラリが正常にコンパイルされたかどうかをチェックしたい場合には、
make check
を実行し、正常に終了することを確認する。
make check
を実行する場合は./configure
を実行する際に
`--enable-maintainer-mode'を指定しておくこと。
-
make install
を実行し、ISISをインストールする。実行バイナリに
strip
をかける場合には、make install-strip
を使用す
る。
現在、以下のアーキテクチャおよびOSで動作が確認されている。
- HPPA + HP-UX10.10
- PC/AT + FreeBSD-4.7
- PC/AT + Linux-2.4.20 (redhat-7.3)
- PC/AT + NetBSD-1.5
- PC/AT + Solaris-2.8
- SPARC + Solaris-2.6, Solaris-2.7, Solaris-2.8
- SUN Workshop付属のC++コンパイラではコンパイルできない。
- SPARC + SunOS-4.1.4
- ORIGIN + IRIX-6.5
- SGI C++コンパイラではコンパイルできない。
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by Masaki WAKABAYASHI on September, 3 2003
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