====== UX8Lのためのピン配置の行い方 ======
===== 0. はじめに =====
以下のレポートでは,
/home/vdec/lib/ux8l/DesignFlow/PinAssignment_for_FPBGA_WEB-00465510-02.pdf
を参照して記述している.
また,本レポートの作業ディレクトリは,
/home/hlab/masayuki/wasmii3/ux8l/
である.
===== 1. 準備 =====
UX8Lでは,チップ各辺に千鳥格子という方式でピンが配置される.斜め方向にピンが配置され,面倒なことこの上ない.
そこで,UX8Lでは,自動的にピン配置制約ファイルを出力してくれるExcelのシートが用意されている.
これを用いると,自動的にピン配置を行ってくれる.
==== A. Excelシートのコピー ====
(作業ディレクトリ)/pin_assign/attachedfile/excel/PAD_ASSIGN_UX8L_V03.xlsのファイル名を適当に変更し,開く.
3つのブックが用意されており,
* 2.5mm x 2.5mm
* 5.0mm x 2.5mm
* 5.5mm x 5.5mm
のチップサイズが利用できる.面積に合わせて適切なものを選ぶ.
ピン数に制約されない限り,2.5mm x 2.5mm で十分じゃね?と個人的に思っている.
==== B. 編集 ====
次に,黄色のセルに入出力ピンを書き込んでいく.このとき,I(入力), IO(出力), VDD33, VDD11, GNDO, GNDIのタイプを適切に選択する.
GND, VDD33, VDD11を適切に挟んでいく必要があり,これに関しては上記のマニュアルがもっとも詳しいが,要約すると,
* 黄色いセル部分以外のIO Padは,使用禁止
* PLLは辺の端付近に配置してはいけない.(リングが巻けない)
* VDD11, VDD33, GNDは,それぞれ20ピンの間隔を目安に配置する.(自分は8ピンごとにVDD11,GNDとVDD33,GNDをペアにして配置している)
===== 2. 保存 =====
上記で編集したシートをcsvで保存する.