管理用ファイル `modules' には、
ソース・コードの集合体の名前の定義を記述します。
新たな定義を CVS に理解させるには、
CVS を用いてファイル `modules' を修正して下さい
(add
, commit
など普通のコマンドを使用します)。
ファイル `modules' には、モジュールの定義だけでなく、 空白行や註釈行 (`#' で始まる行) も記述できます。 またバックスラッシュ (`\') を行の最後に加えて、 長い行を次の行にまで続けることができます。
モジュールの定義は、ファイル `modules' の単一行から成り、 二つの書式のいずれかが利用できます。 どちらの場合でも mname はモジュール名を表わし、 行の残りの部分はその定義内容です。
mname -a aliases...
checkout
したとき途中の全てのディレクトリが
作業ディレクトリに作成されます。
mname [ options ] dir [ files... ] [ &module... ]
$CVSROOT
から)
ソースのあるディレクトリへの相対パス名です。
この場合にソースを取り出すと、
mname というディレクトリだけが作業ディレクトリに作成されます。
つまり dir が複数のディレクトリ階層から成るパス名であっても、
既定では途中のディレクトリ階層は使用されません。
モジュール定義の dir の後にファイル名を明示すると、
ディレクトリ dir から特定のファイルを選択することができます。
`modules' 自身の定義は、あるディレクトリの単一ファイルを
モジュールとして定義した例になっています。
ここでは別の例を挙げます:
これを定義して、`cvs checkout m4test' を実行すると、 まず作業ディレクトリ `m4test' が作成されます。 そして CVS のリポジトリ中の、 数階層の深さにある共通のディレクトリから、 指定された二つのファイルが含められます。 モジュールの定義に `&module' を加えると、 他のモジュールを参照することができます。m4test unsupported/gnu/m4 foreach.m4 forloop.m4
checkout
すると、
それぞれのモジュールごとのサブディレクトリが、
作業ディレクトリに作成されます。
-d name
-e prog
export
したとき、
常に実行されるプログラム prog を指定します。
prog は、モジュール名を引数として実行されます。
-i prog
-o prog
-s status
-t prog
rtag
によってモジュール中のファイルにタグが付けられたとき、
常に実行されるプログラム prog を指定します。
prog は、モジュール名と rtag
で指定されたタグ名の、
二つの引数をとります。
tag
が用いられたときに実行されるプログラムは指定できません。
-u prog