`cvs commit' を実行する直前に必ず実行したいプログラムを、 ファイル `commitinfo' に記述します。 修正, 追加, 削除されたファイルを格納しても良いかどうか、 このプログラムを用いて格納前に判断します。 例えば、変更されたファイルがあなたのサイトの コーディング・スタイルの標準に従っているか確かめることもできます。
`commitinfo' の各行は、第一項の正規表現、 残りの部分のコマンド行形式から構成されます。 コマンド行の部分には、 プログラム名と適切な数の引数とを記述することができます。 また実行の際には、リポジトリのフルパスと 格納しようとするファイル名 (追加, 削除, 修正されたファイル名) がコマンド行の最後に与えられます。
モジュールへの相対パスと正規表現とが合致する最初の行が実行されます。 そしてコマンドが非零で終了した場合は、格納が中止されます。
第一項が `DEFAULT' である行の記述は、リポジトリ名が ファイル中のどの正規表現にも合致しない場合に適用されます。
第一項が `ALL' である行全てが、 最初に合致した正規表現または `DEFAULT' に加えて適用されます。
注意: CVS が別のマシンのリポジトリを利用している場合、 `commitinfo' に記述された行は、 クライアント側ではなく別のマシン (サーバ) 側で実行されます (「4.6 別のマシンのリポジトリ」参照)。