rsh を利用する際の主な欠点は、 全てのデータが他のプログラムを経由する必要があるため、 時間がかかる事です。 もしケルベロスが導入されているならば、 ケルベロスの認証により、直接 TCP 接続する事が可能です
このためには、 ケルベロスの支援を受けるように CVS をコンパイルする必要があります。 CVS のコンパイル時に、 ケルベロスが利用できるかどうかを検出しようとしますが、 駄目ならフラグ `--with-krb4' を用いて強制させることも可能です。
既定状態では、データ転送は暗号化されません。 クライアントとサーバ双方を、 暗号化を有効にしてコンパイルしておく必要があります。 構築時に `--enable-encryption' オプションを付加して、 暗号化機能を有効にして下さい。 また暗号化を要求するために、 使用時に広域オプション `-x' を付加する必要があります。
cvs kserver
を実行するため、
サーバの `inetd.conf' を編集する必要があります。
クライアントが使用する既定のポート番号は 1999 です。
他のポートを使用したい場合には、
環境変数 CVS_CLIENT_PORT
に指定して下さい。
CVS を利用する前に、
通常の方法で切符を取得して下さい (一般的には kinit
です)。
この切符でサーバへのログインが許可されるはずです。
これで準備ができました:
cvs -d :kserver:chainsaw.brickyard.com:/user/local/cvsroot checkout foo
ここで接続に失敗した場合、 以前のバージョンの CVS は rsh で再接続を試みましたが、 このバージョンでは再試行されません。