ファイルを更新もしくはマージしたい場合には、
update
コマンドを使用します。
これは最新でないファイルに対しては checkout
コマンドと等価です。
つまり、最新リビジョンのファイルをリポジトリから取り出して、
作業ディレクトリにコピーします。
update
コマンドを使用しても、
あなたの修正が失なわれることはありません。
より新しいバージョンが無い場合には、update
は何もしません。
新しいバージョンが存在し、かつ作業ファイルが修正されている場合、
CVS は全ての変更をマージします。
例えばリビジョン 1.4 を取り出して、編集を始めたとします。
その合間に他の人物がバージョン 1.5 を格納し、
またすぐに 1.6 になったとします。
ここで update
コマンドを使用した場合、
CVS は 1.4 と 1.6 間の変更を、あなたのファイルに組み入れます。
1.4 と 1.6 間の変更が、あなたの変更と似たようなものであれば、
重複 (overlap) が起きます。
そして警告が表示され、ファイルには重複した行が両方並記されて、
特別なマークで囲まれます。
update
コマンドの詳細は 「A.18 update---作業コピーをリポジトリと一致させる」 参照。