update
コマンドに `-j branch' フラグを付けると、
枝 branch に加えられた変更を作業コピーに反映することができます。
`-j branch' オプションは、
枝の分岐点と枝の最新リビジョン間の違いを、
あなたの作業コピーにマージします。
+-----+ +-----+ +-----+ +-----+ ! 1.1 !----! 1.2 !----! 1.3 !----! 1.4 ! <- The main trunk +-----+ +-----+ +-----+ +-----+ ! ! ! +---------+ +---------+ Branch R1fix -> +---! 1.2.2.1 !----! 1.2.2.2 ! +---------+ +---------+
枝 1.2.2 には `R1fix' というタグ (文字列) が付けられています。 次は `m.c' というファイルを含むモジュール `mod' の例です。
$ cvs checkout mod # 最新のリビジョン 1.4 を取り出す。 $ cvs update -j R1fix m.c # 枝で行なわれた変更 (リビジョン 1.2 # と 1.2.2.2 の差分) を作業コピーに追加。 $ cvs commit -m "Included R1fix" # リビジョン 1.5 を作成。
以上で衝突が起きることもありますが、その場合は、 衝突を解決してから新しいリビジョンを格納して下さい (「6.3 衝突の例」参照。)
checkout
コマンドでもフラグ `-j branch' を使用できます。
次のようにして上記と同じ結果が得られます。
$ cvs checkout -j R1fix mod $ cvs commit -m "Included R1fix"