xflowとは論理合成、マップ、配置配線までを一括してやってくれるコマンドで、 これさえあればISEのコマンドライン実行も楽々!…になるに違いないっ。
実行に必要なファイル
ネットリストとしては
または
ここで-synthオプションを使うと.vファイルを読み込める! そのためには、.prjファイルをあらかじめ作っておく必要がある。 ちなみにコマンドとしては、
synth xst_verilog.opt ( xstでverilogを合成)
と指定する。
例を示す。
xflow -p xc5vsx50t-1-ff1136 -synth xst_verilog.opt -implement fast_runtime.opt -config bitgen.opt hoge(トップモジュール名)
これでxstの論理合成〜bitファイル生成までが実行できる。 ただこれだと各命令に対してオプションが利用できない、、やっぱひとつひとつコマンドを実行すべきなのか…。
っと思ったらこのオプションファイルを改造すれば独自のコマンドにできることが判明! 完璧なコマンドライン実行までの道のりは近い!
xflow -p xc5vsx50t-1-ff1136 -tsim nc_verilog.opt hoge
配置配線が終了した後のファイルがあれば遅延付シミュレーションファイルを生成。これを見ると残念な気持ちになること請け合い。
virtex5 なら
/home/cad/xilinx/ISE-10.1/ISE/virtex5/data/xst_verilog.opt
それ以外(spartanでも)なら
/home/cad/xilinx/ISE-10.1/ISE/virtex/data/xst_verilog.opt
これはvirtex5からスライスの構造が変化したためと思われるが(根拠なし)。 後はこれらの中身を作業ディレクトリにコピーして変更すれば、xstのオプションを自在に変更可能。