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Last modified: Fri Sep 29 19:58:43 JST 2000
ATTEMPTグループのページ
ATTEMPT = A Typical Testing Environment of Multi Processor sysTems
メンバー
- M2 山方 崇 (lupin@am.ics.keio.ac.jp)
- M1 塩谷尚人 (shiotani@am.ics.keio.ac.jp)
現在進行中のプロジェクト
近年の半導体集積技術の向上は目覚しく、バス結合型マルチプロセッサは数年後には1チップ上にすっぽりおさまってしまうと考えられます。この様なチップを我々はマルチプロセッサ・チップと呼んでいます。マルチプロセッサ・チップでは、チップ内バスの転送能力が非常に強力になる反面、チップ外への交信がボトルネックになるでしょう。また、キャッシュのサイズや構造、制御法なども従来のマルチプロセッサとは異なってくることが想像できます。
このようなマルチプロセッサ・チップに対する評価、検討を、我々はこれまでも命令レベルシミュレータを用いて行なってきました。しかしながら、ソフトウェアのみに依存する評価を正確に行なおうとすればするほど、膨大な処理時間が必要とされます。また、OSの介在まで正確に評価することは不可能に近いでしょう。更に、しばらくはマルチプロセッサ・チップを実際につくってテストすることは技術的に無理があります。
そこで、我々はこのマルチプロセッサ・チップ用のキャッシュシステムの検討を行なうために可変構造並列計算機テストベッドATTEMPT-1を製作しています。ATTEMPT-1では様々なパラメータをハードウェアレベルで変更可能にしています。具体的には、キャッシュラインのサイズ、キャッシュの容量、連想度をそれぞれ数段階に選択可能にし、キャッシュやバスのプロトコルは自由に変更可能にしています。これらは、いずれもシステム中にFPGAやCPLDといったプログラマブルなデバイスを用いることにより実現可能にしました。
現在、PCBのATTEMPT-1のプロセッサボード3枚、共有メモリボード1枚がバックプレーンバスで結合されており、デバッグ中です。
ライブラリ
ATTEMPTグループ / attempt@am.ics.keio.ac.jp