MY MACHINEs

私が普段使っているマシンやFPGAについて紹介する.下の写真は天野研究室での私の席の様子である. 白い筐体のPCがメインのマシンで主にこいつで研究をしている.発表用のスライド作り等はMacBook Airでやっている. 実はディスプレイの裏にIntel NUCがくっついているが,全く使わないため電源すら入っていない. https://drive.google.com/drive/folders/0Bz-Ar8ia9z4kbU10Wk5uOHEwLTg?usp=sharing



Main PC

2014年8月31日にみっちーと 秋葉原のTSUKUMOでパーツを買って組み立てた. 実はパーツ選びから自分で行ったのは初めてで, かなり思い入れ深いマシンである. Xilinx FPGAの論理合成を高速で行えるマシンがほしいという思いと, パーツ選びから自分でやってみたいという思いから購入. 初期段階ではCPU, マザボ,メモリ,SSD,冷却用のファン,電源,筐体のみを購入し, 投資額は12万円程度であった. その後,GPUを新たに買い足したり,SSDの容量を増強したりで 総投資額は15万円程度になっている.
パーツ選びは, 研究室においてあるマシン等で Vivadoのbenchmarkを取った結果を考慮して行っている. とは言っても 「回路規模がめちゃくちゃデカくないときは, CPUの周波数とキャッシュ容量が重要となる.」 つまり世代が新しくて周波数の高いもの, そう,最新のCPUが一番適しているのだ. という当たり前の結果に至った. ちなみにbenchmarkを取リ始めたのは 特殊電子回路での業務がきっかけでして, 特電でアルバイトをしていなければこのPCの購入なかっただろう.

CPU : Intel Core-i7 4790k (Devil's Canyon) 当時最新のCPUであった.定格4GHzで動作するすごいCPUである.私はオーバークロックして4.4GHzで使用している. 購入当初は4.8GHzで動かしたかったのだが,壊してしまうことを懸念して,実際には4.4GHzまでしかあげていない. つまりチキンである.

Mother Board : MAXIMUS VII RANGER Devil's Canyonとセットで買うと安かった.オーバクロックも行い易い.

Memory : CORSAIR VENGEANCE 16GB 2133MHz 本当は2400MHzのものが欲しかったのだが,売り切れていたので妥協して2133MHzである. 構成は8GB x 2なのだが,論文締め切り前は一気に複数の合成を行うので,良くメモリ不足で落ちてしまう. 8GB x 4にしておけばよかったと結構後悔している. 買い足せば良い話なのだが,いまだにお金を出し渋っている.

SSD0 : Intel SOLID-STATE DRIVE 530 SERIES 240GB SSDの中で安いものを選んだ.パッケージはIntelが個人的に一番カッコいいと思った. これもケチって240GBにしたが,Vivadoを複数バージョンインストールしようとしたら全然足りなかった.

SSD1 : Intel SOLID-STATE DRIVE 535 SERIES 240GB 2015年12月中旬に新しく購入した.容量不足でVivado 2014.4以降がインストールできていなかったが,この増強によってVivado 2015.4まで使えるようになったので大満足だ.

GPU : NVIDIA GeForce GTX 660 Twin Frozr III ゲームとかはしないので初期段階ではGPUは購入していなかった. GPUプログラミングをちょっとやってみたかったのでみっちーから購入した. 一回だけCUDAプログラミングをやったが,基本的にはただのUbuntuの画面の描画に使用されている可哀想なGPUである.

Power Supply : ENERMAX REVOLUTION-X't 530W 適当に購入.GPUやHDDを沢山使用することは考えていなかったのであまり拘っていない. しかし,電源は大事であるので,ある程度高いものを購入した.

CPU Fan : CORSAIR CRYORIG H5 UNIVERSAL + XT140 オーバクロックをしたかったのでデカめのFanを購入. 追加でFanの羽を購入して付け足している.若干筐体と接触しているが気合で押し込んでいる.

PC CASE : CORSAIR Vengeance C70 White ミドルタワーの筐体である.リセットスイッチ部分が自爆スイッチのようになっていて面白い.もちろんリブートするときはできるだけ自爆スイッチを押すようにしている. サイドを開けやすい構造になっているし,裏配線もできるので機能的にも満足している.

OS : Ubuntu 14.04LTS 最初はFedoraを入れていた.理由は見た目と名前がかっこいいからだ. しかしVivadoとの相性が悪かったのでUbuntuに切り替えた. 色んなLinuxでVivadoを使用したがUbuntuで使用するのが一番不具合が少ない気がする. ちなみに独自ベンチマークではWindowsよりLinuxで実行するほうがVivadoは断然速いという結果になっている.

Sub PC : MacBook Air

いつも持ち歩いているノートパソコンである.これは研究室から支給された. スライド作りとネットサーフィングが主な用途である.

FPGAs

ZC706

2014年7月に研究室で購入.流体解析の高速化で当Zynqボードを使用している. このボードは私が1人で独占していて,私以外でこのボードにコンフィグレーション等をした人はいないと思う. もちろん共有物なので他のメンバーも使う権利はあるのだが, 皆ZEDBOARDで満足しているようでZC706をわざわざ使おうとしない. 結果として私が独占することになっている. また,HEART2015のDesign Contest @Boston (Blokus)にこのボードで挑んだ. 最終的に実装した回路はZEDBOARDのリソースで充分であったのだが, 他の参加者を威嚇するためにあえてZC706を持って行った. ZEDBOARDより一回りデカイので待っていくのにとても苦労した. ZEDBOARDを持っていけばよかった.

ZEDBOARD

私が天野研究室に入る前から研究室に2台あった.2014年7月にZC706を購入するついでにもう2台買い足し,現在4台のZEDBOARDが研究室に転がっている. ZC706とは違い,ZEDBOARDは研究室のいろんな人が使っている. 私はICPFT2014 Design Contest @Shanghai (Blokus) とICFPT2015 Design Contest @New Zealand (Trax)で使用しており,Zynqの中で最も使用しているボードだと思う. しかし,ZEDBOARDはすぐショートするし付属の電源アダプタがデカイのであまり好きではない.

Zybo

ICFPT2014 Design Contestの入賞商品で貰った. FPGA部分のリソースは非常に少ないが,マイクロUSBケーブルさえあれば開発できるので気に入っている. Zyboはスマホ用のバッテリーで動かすこともできるのですごいと思う. なにか新しいことをするときは,まずこいつで実験をしたりする. OV7670を繋いで画像処理などもやったりする. いつかロードバイクに取り付けて動画を取るのが夢である.

Nexys4

HEART2014 Design Contest @仙台 (Blokus)用に購入してもらった. 私が初めて使用した7serieseのFPGAボードである. JTAG,給電,UARTが1つのマイクロUSBポートで行えて感動した. FPGAボード自体もコンパクトでとても気に入っている. Nexys4を用いて小林優さんの"FPGAボードで学ぶ組込みシステム開発入門"の勉強を行ったのが思い出に残っている. 勉強中に一度思いっきりショートさせてしまい,電源が入らなくなってしまったこともある. しかし,数日後に奇跡的に復活した.なかなか根性のあるボードだ. また,スライドスイッチがめちゃくちゃ沢山ついているのが特徴的. こんなに沢山なにに使えば良いのかちっとも分からない. 最近ではCellular RAMがDDR2に変わったものが出ている.

Atlys

ICFPT2013 Design Contest @京都 (Blokus)やReconf 2013-9 Desing Contest @JAISTで使用した. ICFPT2013の決勝トーナメント時にJTAG用のマイクロUSBポートを破壊してしまった. 負けまくっていてイライラしており,雑にケーブルを刺そうとしたためである.非常に恥ずかしかった. そしてFPGAのもろさを体感した.