`rcsinfo' には、格納時にログ・メッセージを 書き込むための書式を指定します。`rcsinfo' の 構文は `editinfo', `commitinfo', `loginfo' とほぼ同じです。「B.3.1 共通の構文」 を参照して下さい。 しかし他のファイルと異なり、 第二項はコマンド行形式ではありません。 正規表現の次の部分は、ログ・メッセージの雛型を記した ファイルへのフルパス名でなくてはいけません。
第一項が `DEFAULT' である行の記述は、リポジトリ名が ファイル中のどの正規表現にも合致しない場合に適用されます。
第一項が `ALL' である行全てが、 最初に合致した正規表現または `DEFAULT' に加えて適用されます。
ログ・メッセージの雛型は、ログ・メッセージの既定値として用いられます。 しかし、`cvs commit -m message' や `cvs commit -f file' によってログ・メッセージを指定した場合、 こちらが優先されます。
`rcsinfo' の記述例は 「B.5.1 editinfo 記述例」 を参照して下さい。
CVS が別のマシンのリポジトリを利用している場合、 最初に作業ディレクトリを取り出した時に `rcsinfo' に 記述されていた雛型が使用され、以後変更されません。 `rcsinfo' や雛型を変更した場合には、 新たに作業ディレクトリを取り出す必要があります。