CVS にリポジトリの場所を教えるには、 二つの異なる方法があります。 一つ目はコマンド行で、 オプション `-d' ("directory" を示します) を用いて 指定する方法です:
cvs -d /usr/local/cvsroot checkout yoyodyne/tc
二つ目は、環境変数 $CVSROOT
に、
絶対パスでリポジトリを指定する方法です
(例では `/usr/local/cvsroot' です)。
csh
や tcsh
のユーザは各々
`.cshrc' や `.tcshrc' に次の行を加えて下さい:
setenv CVSROOT /usr/local/cvsroot
sh
や bash
のユーザは各々
`.profile' や `.bashrc' に次の行を加えて下さい:
CVSROOT=/usr/local/cvsroot export CVSROOT
`-d' によるリポジトリの指定は、
環境変数 $CVSROOT
よりも優先されます。
一旦リポジトリから作業コピーを取得すれば、
リポジトリの場所が記憶されます
(この情報は、作業ディレクトリ内の
`CVS/Root' に記録されます)。
オプション `-d' とファイル `CVS/Root' は、
どちらも環境変数 $CVSROOT
よりも優先されます。
また、`-d' と `CVS/Root' が一致しない場合は、
前者が使用されます
(`-d' の指定により `CVS/Root' が上書きされます)。
もちろん、
二つともが同じリポジトリを参照するのが、まともなやり方です。