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4.1 CVS にリポジトリの場所を教える

CVS にリポジトリの場所を教えるには、 二つの異なる方法があります。 一つ目はコマンド行で、 オプション `-d' ("directory" を示します) を用いて 指定する方法です:

cvs -d /usr/local/cvsroot checkout yoyodyne/tc

二つ目は、環境変数 $CVSROOT に、 絶対パスでリポジトリを指定する方法です (例では `/usr/local/cvsroot' です)。 cshtcsh のユーザは各々 `.cshrc'`.tcshrc' に次の行を加えて下さい:

setenv CVSROOT /usr/local/cvsroot

shbash のユーザは各々 `.profile'`.bashrc' に次の行を加えて下さい:

CVSROOT=/usr/local/cvsroot
export CVSROOT

`-d' によるリポジトリの指定は、 環境変数 $CVSROOT よりも優先されます。 一旦リポジトリから作業コピーを取得すれば、 リポジトリの場所が記憶されます (この情報は、作業ディレクトリ内の `CVS/Root' に記録されます)。

オプション `-d' とファイル `CVS/Root' は、 どちらも環境変数 $CVSROOT よりも優先されます。 また、`-d'`CVS/Root' が一致しない場合は、 前者が使用されます (`-d' の指定により `CVS/Root' が上書きされます)。 もちろん、 二つともが同じリポジトリを参照するのが、まともなやり方です。


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