監視下にあるファイルを取り出した場合、
読み込みだけが許可されるため、単純に編集はできません。
読み書きを可能にし、そのファイルを編集する意図を他の人に伝えるために、
cvs edit
コマンドを使用して下さい。
上記の作業を checkout と呼ぶシステムもありますが、
CVS ではこの用語をソースのコピーを得る (取り出す)
という意味で用います (「3.1 ソースの取得」参照)。
他のシステムでは、この操作は get とか fetch と呼ばれます。
作業ファイル files を編集する準備をします。
CVS は files の読み書きを許可し、
files に対する edit
通知を求める使用者に通知します。
cvs edit
コマンドに、
cvs watch add
コマンドと同じ options を使用すれば、
一時的に files を監視することができます。
CVS は、
files が unedit
もしくは commit
されたときに、
監視を止めます。
通知を受けたくない場合には、`-a none' を指定して下さい。
オプション files や `-l' の取り扱いは、
cvs watch
コマンドの場合と同じです。
変更を全て終了したら、通常は cvs commit
を用いて、
監視下にあるファイルの変更点を格納し、
読み込みだけが許可された状態に戻します。
しかし、途中で変更を止めたり、何も変更しないと決めた場合には、
cvs unedit
コマンドを使用します。
作業ファイル files に加えた変更を捨て、
変更前のリポジトリのバージョンに戻します。
files に対して、cvs watch on
による通知要求がある場合、
CVS は files の読み込みだけを許可します。
また files に対する unedit
通知を求める使用者に通知します。
オプション files や `-l' の取り扱いは、
cvs watch
コマンドの場合と同じです。
ファイルが監視されてないときには unedit
コマンドが動作しないため、
リポジトリのバージョンに戻したい場合は、ファイルを削除してから
cvs update
で新たにコピーを取得して下さい。
これは厳密には同じ意味ではなく、削除して更新した場合には、
あなたが最後に更新した後にリポジトリに加えられた変更も付随します。
CVS のクライアント/サーバを使用していて、
サーバとうまく接続できなかった場合でも、
cvs edit
や cvs unedit
コマンドが使用できます。
次に CVS コマンドが成功した時に、
一緒に通知が行なわれます。