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9 再帰的動作

CVS のコマンドは、 ディレクトリを引数に取ったときに再帰的に動作します。 例えば、次のディレクトリ構造を考えます。

      $HOME
        |
        +--tc
        |   |
            +--CVS
            |      (internal CVS files)
            +--Makefile
            +--backend.c
            +--driver.c
            +--frontend.c
            +--parser.c
            +--man
            |    |
            |    +--CVS
            |    |  (internal CVS files)
            |    +--tc.1
            |     
            +--testing
                 |
                 +--CVS
                 |  (internal CVS files)
                 +--testpgm.t
                 +--test2.t

現在のディレクトリが `tc' であれば、 以下が成立します:

引数を付けない update コマンドは、 現在のディレクトリ中の全てのファイルと、 サブディレクトリを最新にします。 update コマンドだけでなく、 他の全ての CVS コマンドでも同じです。

`-l' オプションを付けることによって、 CVS の再帰的な動作を抑止することができます。

$ cvs update -l         # サブディレクトリのファイルは更新しない。


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