個々では簡単な例をあげて記述ファイルの説明を行う。
calc: main.o sub1.o sub2.o [tab] cc main.o sub1.o sub2.o -o calc -lm main.o: main.c [tab] cc -c main.c sub1.o: sub1.c [tab] cc -c sub1.c sub2.o: sub2.c [tab] cc -c sub2.c
1行目では、ターゲットcalcは、3つの.oファイルに依存していることを示している。つまり、calcはこれらの3つのファイルから作られる。この行のようにターゲット名とコロン:を含む行を依存関係行と呼ぶ。 2行目では、calcを作成するためのコンパイル方法を示している。この行は実行プログラムcalcよりも新しい.oファイルが存在しているときが、または、calcが存在していないときにのみ実行される。この行のように行の先頭がタブで始まる1行のことをコマンド行と呼ぶ。 3行目では、main.oはmain.cに依存していることを示している。