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: makeの記述 : makefileの作り方 : makefileとは

makeの記述ファイル

個々では簡単な例をあげて記述ファイルの説明を行う。


calc:	main.o sub1.o sub2.o
[tab]   cc main.o sub1.o sub2.o -o calc -lm

main.o: main.c
[tab]   cc -c main.c

sub1.o: sub1.c
[tab]   cc -c sub1.c

sub2.o: sub2.c
[tab]   cc -c sub2.c

1行目では、ターゲットcalcは、3つの.oファイルに依存していることを示している。つまり、calcはこれらの3つのファイルから作られる。この行のようにターゲット名とコロン:を含む行を依存関係行と呼ぶ。 2行目では、calcを作成するためのコンパイル方法を示している。この行は実行プログラムcalcよりも新しい.oファイルが存在しているときが、または、calcが存在していないときにのみ実行される。この行のように行の先頭がタブで始まる1行のことをコマンド行と呼ぶ。 3行目では、main.oはmain.cに依存していることを示している。



Masahiro Shimada 平成12年10月13日