私たちAerotechグループは流体解析ソフトの高速化を目指しています。
流体の計算には多くの浮動小数点演算が含まれているため、 従来はスーパーコンピュータやクラスタなどを利用して計算を行っていました。 ところが、近年流体解析が航空翼などの設計ツールに使用されるようになってきたために、 より精度の高い解析を必要とするようになってきました。
現状ではスーパーコンピュータなどを利用しても数日から数週間の解析時間を必要としてしまい、またそのコストも問題となっています。
そこで私たちはJAXAとの共同研究のもとにFPGAを複数使用した専用計算機の構築を目指しています。 FPGA(Field Programmable Gate Array)とは、回路を何度でも再構成することのできるリコンフィギャラブルデバイスとして知られ、 アルゴリズムに合わせて専用回路を構築することができます。 このデバイスを用いることで安価ながらスーパーコンピュータ並の性能を出すことが可能であるといわれています。
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