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オプションを指定しなければ、log
は利用できる全ての
情報を表示します。つまりオプションは全て出力を制限するものです。
-b
-
既定の枝 (通常は幹で最も大きな番号の枝) に関する情報を表示します。
-d dates
-
dates に示されたリビジョンの情報を表示します。
dates には格納日時の範囲をセミコロンで区切って記述します。
日時の表現形式は他の CVS コマンドの
`-D' オプションと同じです (「A.4 共通のコマンド・オプション」参照)。
それを次のように組み合わせて、格納日時の範囲を表現します:
d1<d2
-
d2>d1
-
d1 から d2 までの間に格納されたリビジョンを選択します。
<d
-
d>
-
d より前に格納された全てのリビジョンを選択します。
d<
-
>d
-
d より後に格納された全てのリビジョンを選択します。
d
-
d 以前の最新のリビジョンを一つ選択します。
`>' や `<' の後に `=' を付ければ、端を含まない
範囲指定ではなく、端を含むような範囲指定が可能です。
要素の区切りがセミコロン `;' であることに注意して下さい。
-h
-
RCS ファイルのパス名, 作業ファイル名, 先頭リビジョン, 既定の枝,
利用者一覧, ロックモード, タグ名, 拡張子を表示します。
-l
-
local、つまり現在の作業ディレクトリでのみコマンドが
実行されます。(これを指定しない場合再帰的に実行されます)。
-N
-
タグ名の一覧を表示しません。
タグ名を多く使用していると、その表示だけで数ページにもなります。
タグ名を省略したログ情報でも構わないときは、
このオプションを指定すると便利です。
-R
-
RCS の履歴ファイルの名前だけを表示します。
-rrevisions
-
revisions に示されたリビジョンの情報を表示します。
revisions にはリビジョンの範囲をカンマで区切って記述します。
利用可能な範囲指定の書式を次に示します:
rev1:rev2
-
同じ枝の rev1 から rev2 までを選択します。
:rev
-
枝の最初から rev までのリビジョンを選択します。
rev:
-
rev から同じ枝の最後のリビジョンまでを選択します。
branch
-
枝 branch にある全てのリビジョンを選択します。
branch1:branch2
-
この範囲内の枝にある全てのリビジョンを選択します。
branch.
-
枝 branch の最新リビジョンを選択します。
リビジョンを指定せず `-r' だけを指定した場合、
既定の枝、通常は幹の最新リビジョンを選択します。
従って `-r' と引数との間に空白を入れないようにして下さい。
-s states
-
states と状態が一致するリビジョンの情報を表示します。
states にはファイルの状態をカンマで区切って記述します。
-t
-
`-h' の情報に、ファイルの説明文を追加して表示します。
-wlogins
-
logins に示された使用者が格納したリビジョンの情報を表示します。
logins には使用者名をカンマで区切って記述します。
logins を省略した場合、コマンドを起動した人物の
使用者名が用いられます。
従って `-w' と引数との間に空白を入れないようにして下さい。
log
は、オプション `-d', `-s', `-w' の
全てに適合し、かつ `-b', `-r' のいずれかに適合した
リビジョンに関する情報を表示します。
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