二つのリリース間の差分を、
Larry Wall の `patch(1)' ファイル形式で生成します。
この出力を直接 patch
プログラムに食わせて、
古いリリースを新しいリリースに更新できます。
(これは作業ディレクトリを必要とせず、直接リポジトリを操作する
数少ない CVS コマンドの一つです。)
このコマンドの実行結果は標準出力に送られます。
一つないし二つのリビジョンか日付の組み合わせを (標準オプション `-r' や `-D' を用いて) 指定することができます。 リビジョンか日付を一つだけ指定した場合、 指定したものと RCS ファイルの先頭リビジョンとの差分が パッチ・ファイルとして出力されます。
ソフトウェア配布物が複数のディレクトリから構成される場合、
別のディレクトリに置かれた古いソースを参照するために、
patch
コマンドにオプション `-p' を
指定する必要があるかも知れません。