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A.15.1 rtag のオプション

rtag では、以下の標準オプションが利用できます (完全な記述は 「A.4 共通のコマンド・オプション」 参照):

-D date
date 以前の最も新しいリビジョンにタグを付けます。
-f
`-D date'`-r tag' と一緒に指定します。 指定したリビジョンが見付からなかった場合、 (そのファイルを無視せずに) 最も新しいリビションを用います。
-F
既存のタグ名に、前と違うリビジョンを上書きします。 このオプションは CVS 1.4 以降で使用可能です。 それ以前の動作は `cvs rtag -F' と同じです。
-l
local、つまり現在の作業ディレクトリでのみコマンドが 実行されます。
-n
rtag を用いたとき、常には実行されるプログラムを実行しません。 このプログラムは管理用ファイル `modules' の オプション `-t' で指定されます (「B.1 管理用ファイル modules」参照)。
-R
コマンドが再帰的に実行されます。 このオプションは指定しなくても実行されます。
-r tag
tag を含むファイルだけにタグを付けます。 これはタグを改名するのに便利です。 まず古いタグを持つファイルだけにタグを付け、そして古いタグを削除します。 これで古いタグと全く同じファイルに新しいタグ名が付きます。

上記の共通オプションに加えて、 次のオプションも使用可能です:

-a
オプション `-a' は、 削除されたファイルに指定したタグが含まれるか調べるため、 `Attic' (「11 モジュールからファイルを削除する」参照) の中身も検索します。 将来の開発のため、一旦タグを削除して再利用したい場合に使用します。 (これ以降は、配布物からこれらのファイルが削除されます)。
-b
枝を作成してタグ名を付けます。「7 枝」参照。
-d
タグを付けずに削除します。 通常は、(たいていはソフトウェア配布物を特定するために付けられる) タグ名を削除すべきではありません。 しかし絶対に使用されないタグ名 (例えばα版とか 間違って付けたタグとか) を削除するために、 一応オプション `-d' が用意されています。


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