このコマンドは、あなたの作業コピーの由来となった
リポジトリのバージョンにタグ名を付けます。
rtag
と同じくリポジトリに直接作用しますが、
タグを付けるバージョンは明示的に指定されず、
CVS の記録から各作業ファイルの出自を参照して補います。
タグの主な用途は、ソフトウェアの凍結日における ソースのスナップショットを記録することです。 その凍結日以降にバグを修正したような場合、 修正後のソースに再度タグを付ける必要があります。
タグ名は、あるソフトウェア配布物の作成に使用したファイルとリビジョンを、
いつまでも記憶しておくために使われます。
タグを付けた後にファイルが変更されたり追加されたり削除されても、
checkout
や update
コマンドを用いれば、
将来のいつでも、タグを付けた時と全く同じコピーを復元できます。
またこのコマンドは、 タグ名の削除や、枝の作成にも用いられます。 後述するオプションの項を参照して下さい。
既存のタグ名を指定した場合、エラー・メッセージが表示され、 タグ名は上書きされません。 既存のタグ名を無理矢理使うにはオプション `-F' を用いて下さい。