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update
や checkout
の進行状況を知らせるために、
処理中のファイル名が一行ずつ表示され、
行頭にはファイルの状態を示す文字が付加されます:
U file
-
リポジトリと一致するようにファイルが更新されたことを示します。
リポジトリに存在するファイルが作業ディレクトリに無かった場合や、
修正していない作業コピーよりも新しいバージョンが
リポジトリに格納されていた場合の処理です。
A file
-
作業ディレクトリにファイルが加えられ、それをリポジトリに
反映するために `commit' の実行が必要な状態を示します。
つまりファイルの格納を忘れないように注意を促しています。
R file
-
作業ディレクトリからファイルが削除され、それをリポジトリに
反映するために `commit' の実行が必要な状態を示します。
つまりファイルの格納を忘れないように注意を促しています。
M file
-
作業ディレクトリで修正されたファイルであることを示します。
`M' は、ファイルに対する次の二つの修正状態のうちの一方を示します。
一つ目は、リポジトリの当該ファイルが修正されていないため、
このファイルはあなたが最後に見たときと同じ状態にある場合です。
二つ目は、作業コピーと同様に、
リポジトリの当該ファイルも修正されていたため、
これらを作業ディレクトリでマージした結果、
衝突することなく正常に処理された場合です。
ファイルのマージが行われるとその旨が表示され、
(
update
が実行される前と同じ内容の)
作業ファイルのバックアップ・コピーが生成されます。
そのファイルの名前もちゃんと表示されます。
C file
-
file の作業コピーへの変更とリポジトリでの変更をマージした際に、
衝突が見つかったことを示します。
file (作業コピー) は rcsmerge(1) コマンドの出力に置き換えられ、
元のファイルは `.#file.revision' という名前で、
作業ディレクトリに保存されます。ここで revision は、
ファイルの修正を開始した時点での RCS
リビジョンです。「6.3 衝突の例」 の説明を参考にして
衝突を解決して下さい。
(`.#' で始まるファイルを数日間利用しなかった場合、
自動的に削除するシステムがあることに注意して下さい。
元のファイルを保存したい場合は名前を変更すると良いでしょう。)
VMS ではファイル名の先頭に、
`.#' ではなく `__' を使用します。
? file
-
作業ディレクトリに file というファイルがあるが、
リポジトリには対応するファイルが無く、
CVS が無視するファイルの一覧にも入ってないことを示します
(`-I' オプションの説明及び 「B.8 cvsignore でファイルを無視する」 を参照)。
CVS が擬似ディレクトリに遭遇した場合は、
上記のような警告を表示しないことに注意して下さい。
そのようなディレクトリ及び内容については、何も表示せず無視します。
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