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4.4 複数のリポジトリ

例えば二つのプロジェクトがあり、 全くコードが重複しないのであれば、 一つ以上のリポジトリがあっても良いでしょう。 適切なディレクトリを、 環境変数 $CVSROOT に設定するか、 CVS のオプション `-d' に指定すれば、 複数のリポジトリを用いることができます。 また、既に作業ディレクトリを取り出した後ならば、 CVS はそのリポジトリを利用します (「4.1 CVS にリポジトリの場所を教える」参照)。

複数のリポジトリを持つ大きな利点は、各々を別のサーバに置けることです。 しかし、別々のリポジトリで管理されるディレクトリに対して、 一つの CVS コマンドが再帰的に動作しない、という大きな欠点があります。 また一般的に、同じマシンに複数のリポジトリを作るのならば、 同じリポジトリに複数のディレクトリを作るほうが良いと思います。

この文書では、 複数のリポジトリを使用した例はありません。


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