まず、使用しない admin
コマンドを例示します。
動作を完全に把握しておかないと、
このコマンドは重篤な結果を招く可能性がある、
ということをこの例で肝に銘じて下さい。
オプション `-o' は、履歴ファイルから 古いリビジョンを削除するのに使用されます。 ディスクを節約したい場合には、このオプションを使うのも良いでしょう。 しかしその前に、このコマンドの実行結果を元に戻し、 最新のバックアップを復活させる方法がないことを覚悟しなくてはいけません。
次の行に、意図しない動作をするコマンドの例を示します。
$ cvs admin -o:R_1_02 .
上例のコマンドでは、タグ `R_1_02' に相当するリビジョンと、 それ以前の全てのリビジョンが削除されます。 しかし、ここでよく考えてみて下さい。 `R_1_02' から `R_1_03' の間に変更がなかったファイルの場合、 `R_1_02' と `R_1_03' のタグは同じリビジョン番号を示します。 つまり `R_1_02' だけでなく、 `R_1_03' の復元までもが不可能になるわけです (バックアップのテープがあれば `R_1_03' の復活は可能ですが)。
$Log$
キーワードを使っていて、
CVS が推測した註釈符を容認できないとき、
`cvs admin -c' でそれを好きなように変更できます。
この機能を nroff
のソースなどに適用すると良いでしょう:
$ cvs admin -c'.\" ' *.man $ rm *.man $ cvs update
最後の二つのコマンドは、正しい註釈符を用いた作業コピーを 確実に取得するためのものです。