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diff
では、以下の標準オプションが利用できます
(完全な記述は 「A.4 共通のコマンド・オプション」 参照):
-D date
-
date 以前の最も新しいリビジョンを利用します。
このオプションを比較に用いた時の効果は `-r' を参照して下さい。
CVS をコンパイルするときに、オプション `-D' を
そのまま
rcsdiff
へ渡すように設定できます
(さらにそのまま diff
に渡されます)。
しかし GNU diff に `-D' を指定すると、差異部分
が cpp
形式の `#define' 宣言で囲まれて出力されます。
簡単な検査では CVS がどうコンパイルされたか判別できません。
とはいえ何も指定しなければ、オプション `-D date' を
CVS で解釈するようにコンパイルされます。
-k kflag
-
RCS のキーワード置換モードを kflag に指定します。
kflag の詳細は 「16.4 置換モード」 参照。
-l
-
local、つまり現在の作業ディレクトリでのみコマンドが
実行されます。
-R
-
ディレクトリを再帰的に調べます。
このオプションは指定しなくても実行されます。
-r tag
-
リビジョン tag と比較します。
オプション `-r' は最大二つまで使用できます。
オプション `-r' を指定しない場合、
作業ファイルをその由来となったリビジョンと比較します。
オプション `-r' を一つ指定した場合、
指定したリビジョンと作業ファイルとを比較します。
オプション `-r' を二つ指定した場合、
指定した二つのリビジョンを比較します
(作業ファイルが結果に影響を与えることはありません)。
一つもしくは両方のオプション `-r' を、前述の
オプション `-D date' と交換することができます。
上記以外のオプションは全てそのまま rcsdiff
を
経由して diff
に渡されます。
各オプションの厳密な意味は、使用する diff
に依存します。
GNU diff 2.0 で導入された長いオプションは、
CVS ではまだ使用できません。
使用可能なオプションについては、
使用する diff
の文書を参照して下さい。
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