まず最初に、import
コマンドを使ってソースを登録します。
import
コマンドでサード・パーティーの追っかけをする場合には、
ベンダー・タグ (vendor tag) と
リリース・タグ (release tag) を用いると良いでしょう。
ベンダー・タグは枝のタグ名です
(`-b branch' フラグを使用しなければ、
枝のリビジョンは常に 1.1.1 です---「A.11.1 import のオプション」 参照)。
リリース・タグは特定のリリースを指すタグ名で、
ここでは `FSF_0_04' とします。
wdiff
というコマンドに、
将来のリリースにも適用する個人的な修正を加えることにします。
まず、リポジトリに wdiff
のソースを加えることから始めましょう。
(wdiff
は diff
の変形で、空白のみの変更を無視します。)
$ tar xfz wdiff-0.04.tar.gz $ cd wdiff-0.04 $ cvs import -m "Import of FSF v. 0.04" fsf/wdiff FSF_DIST WDIFF_0_04
上の例では、ベンダー・タグを `FSF_DIST' とし、 リリース・タグを `WDIFF_0_04' としています。