最初, 戻る, 進む, 最後, 目次 に行く。


15.3 ログ方法を使用者自身が設定する

様々な作業履歴の記録方法を、利用者自身が選択することができます。 CVS は、様々な場面でスクリプトを実行し、 この機構を実現します。 これらのスクリプトには、 ログ・ファイルに情報を追記したり、 開発者グループにメールを送ったり、 特定のニュース・グループに記事を投稿したりするものがあります。 格納時のログ方法は `loginfo' で設定します (「B.6 管理用ファイル loginfo」参照)。 commit, checkout, export, tag 等を実行した時のログ方法は、 各々オプション `-i', `-o', `-e', `-t' を用いて、 ファイル `modules' に設定できます。 これらのスクリプトほどのものは必要としない使用者にも、 cvs watch add コマンドを使用して、 様々な通知をする弾力的な方法を提供します (「6.6.2 誰に通知するか CVS に教える」参照)。 この方法は cvs watch on を使用していない場合でも利用できます。

tagrtag コマンドを使用した時に実行される プログラムを、管理用ファイル `taginfo' に定義することができます。 管理用ファイルの標準書式に従い (「B 管理用ファイル便覧」参照)、 `taginfo' の各行には、 正規表現に続けて実行したいコマンドを記述します。 コマンドに渡される引数を順に挙げると、 タグ名, 操作 (tag なら add, `tag -F' なら mov, `tag -d' なら del), リポジトリ, 残りは全てファイル名リビジョンの組です。 フィルタ・プログラムが非零で終了した場合は、 タグ処理が中止されます。


最初, 戻る, 進む, 最後, 目次 に行く。