警告: オプション `-f file' は `-F file' に改名され、 `-f' には別の動作が割り当てられています。
commit
は、作業ファイルに対する変更を、
リポジトリに組み入れる際に使用します。
格納するファイルを特に指定しなければ、
現在の作業ディレクトリの全ファイルが調査され、
変更が加えられたファイルだけがリポジトリに格納されます。
既定 (もしくは明示的にオプション `-R' が指定された場合) では、
サブディレクトリのファイルも調査され、変更されていれば格納されます。
オプション `-l' を指定して、
commit
の動作を現在のディレクトリだけに留めることも可能です。
commit
は、選択されたファイルが
リポジトリの最新リビジョンであるかどうか確認します。
指定されたファイルの中に update
(「A.18 update---作業コピーをリポジトリと一致させる」参照)
が必要なものが一つでもあれば、その旨が表示され、
格納せずに終了します。
commit
はあえて update
コマンドを呼び出さず、
開発者自身に適切な時期を判断してもらいます。
全てが正常ならば、ログ・メッセージを記すためにエディタが起動されます。
ログ・メッセージは幾つかの処理プログラムに送られると同時に
(「B.1 管理用ファイル modules」 と 「B.6 管理用ファイル loginfo」 を参照)、
リポジトリ中の RCS の履歴ファイルにも記録されます。
このログ・メッセージを参照するには log
コマンドを
用いて下さい (「A.12 log---ファイルのログ情報を表示」参照)。
オプション `-m message' で
コマンド行にログ・メッセージを記述したり、
オプション `-F file' で
ログ・メッセージを記述したファイルを指定すれば、
エディタを起動しなくて済みます。