FAQ
定員について
希望調査で定員オーバーしたら?
それは非常に残念な状況です。希望してくださった方みんなが天野研に入っていただきたいのはやまやまなのですが、 情報工学科にはルールがありますので、指定された定員数にしぼらざるを得ません。
定員オーバーした場合には面接を行います。質問の内容は、本当に簡単なものです。
選考に成績は関係しますか?
成績はまったく関係ありません。選考の基準は、成績よりもその人のやる気を重視します。 3年生までで得られた知識よりも、研究室に入ってからどれだけ知識を得られるかということの方を重要視しているからです。
研究レベルなど
天野研の研究レベルはどうなのですか?
天野研は、天野先生の頑張りにより、最近は日本国内でもトップレベルの技術力を持つ研究室という評価を頂くことが多くなりました。 特に東京大学や京都大学の同じ研究を行なっている研究室に比べて、 実装力つまり「ハードウェアを実現しソフトウェアをきっちり動かす」という点において勝っていると言われています。
また、国際的にもかなりレベルの高いシステムを作り上げてきていますので、国際学会における評価も上々です。 天野研では、MIT、Stanford、Wisconsin大学などのアメリカの優秀な大学とシステムの性能では競争することが多いです。 天野研では、それらの大学にも勝るとも劣らないシステム、 もしくはそれらの大学では考えもしない突飛なアイディアによるシステムを開発しております。
天野研は国際的ですか?
留学生の方がいます。また、天野先生自身もスタンフォード大に数年いた経験があります。
年に5,6本は国際学会で発表を行い、人によっては修士課程1年目の春から参加します。 さらに、機会を見てはIEEE Transactionsのような一流国際論文誌への投稿を行っています。 外資系への就職者や就職後渡米の例も少なからずです。
ちなみに今年は、アメリカ、ベルギー、オーストラリア等で国際学会の発表をしています。
天野研と他の計算機系の研究室との違いは?
天野研は計算機の演算処理能力を研究しています。複数のコンピュータで演算を分担させるといったような演算の仕方や、演算を行うハードウェアの仕組みそのものの研究を行っています。
ハードウェアの研究は安西・山崎研でも行なわれていますが、安西・山崎研では主にロボットやセンサ技術等に関するハードウェアの研究が行われています。
外部との交流はあるのですか?
グループによっては、他の大学との交流がある場合もあります。
PDARCHグループは、産業総合研究所や日立と共同研究を行なっています。 また、WASMII グループは、NECのシリコンシステム研究所にチップを提供して頂き、またNokia Research Centerとの共同研究を行っています。 過去には重点領域グループが、7大学共同プロジェクトに加わっていた例もあります。
ふんがさんについて
なぜ天野先生は「ふんが」というのですか?
秘密です。入ってから直接聞きましょう。
なお「ふんが研」に所属している学生は、天野先生のことを「ふんがさん」と呼んでいます。
ふんがさんはどんなひと?
学生思いのやさしい先生です。いつも学校にいますので、気軽に話をすることが出来ますし、研究の相談にもいつでものってくれます。 先生とこんなに親密に接することが出来る研究室も珍しいと思います。
ふんがさんはハードウェア技術者として非常に高い能力を持っておられ、いまでもばりばりと設計していますので、学生にとってはお手本かつ良きアドバイザーという存在です.
研究環境
天野研はお金がないの?
いいえ。潤沢です。
天野研の悩みは「土地、秘書、クーラー」であるといわれてきましたが、今年に入り秘書さんとクーラーは解決しました。ただ、いまだに手狭であることは残念なところです。
PCやWSなどに関しても更新がきちんと行われており、まったく不自由していません。
そのほかの研究にかかわる資金についても、特に問題はないようです。
天野研の研究活動は大変?
天野研は夜に輪講をすることが多く、大変だと思われるかも知れませんが、そんなことはありません。 自分の好きな時間に研究室に来て、好きな時間に帰ることができるので、時間はかなり自由に使えます。 ここまで時間に束縛の無い研究室は他には無いのではないでしょうか?
結局のところ、どこの研究室に入っても辛いと感じるかどうかは、自分の好きな研究ができるかどうかで決まると思います。
毎日どれくらい研究室に滞在していますか?
これは完全に人それぞれです。一日平均1時間未満の人からほぼ24時間の人まで、様々です。
天野研には俗に言うコアタイムというものが無いため、全体ミーティングのある月曜日以外は好きな時間に来て、好きな時間に帰ることが出来ます。 趣味で週3日泊まるも、9時5時を突き通すも自由で、実際に両タイプの人間がいます。ちなみに、全体的に夜型の人が多いため、夕方から夜にかけて最も人が多くなります。
研究室の計算機環境は?
UNIX中心の環境に、一部Windows端末があるという構成になっています。堅牢性の問題や研究・開発用のツールの利用を考えてこのようになっています。
端末数が足りなくなるということはありません。また、シミュレーションや回路生成のために高速なワークステーションが何台も用意されています。
なお、ノートパソコンのためにも快適な環境が整っています。各人が利用可能なネットワーク環境が有線、無線共に整備されています。
卒業後の進路
天野研では、基本的に大学院に進学する人に来てもらっています。大学院の卒業後の進路はさまざまです。計算機科学専攻の推薦をとって企業に就職する人が多いです。 また、より学業を究めるべく博士課程に進学する人も少なくありません。博士号をとった後は大学に助手として就職する、企業に就職するなどの進路があるようです。
なお、企業の方からはの天野研の学生の能力は高く評価されているようです。
昨年の修士2年の進路状況は以下の通りです。
- ソニー (1名)
- SCE (1名)
- 東芝 (3名)
- 野村総合研究所 (1名)
- 東京海上 (1名)
- 進学 (2名)
今年の修士2年の進路状況は以下の通りです。
- ソニー (1名)
- 東芝 (1名)
- 野村総合研究所 (1名)
- 進学 (2名)
さらに知りたい人へ
ぜひ研究室へいらしてください。見学ツアーとおみやげのパンフレットを用意しています。また、担当者への質問もお待ちしています。