これは、CVS に影響する全ての環境変数の 完全なリストです。
$CVSIGNORE
$CVSWRAPPERS
$CVSREAD
checkout
と update
により作成される作業コピーが、
強制的に読み込み専用となります。
設定しなければ、作業ファイルの修正許可が与えられます。
$CVSROOT
$CVSROOT
が設定されていない場合や、
他のものを優先させたい場合には、
コマンド行で `cvs -d cvsroot cvs_command...'
としてリポジトリを指定することができます。
一旦作業ディレクトリを取り出した後は、
CVS が適切なリポジトリを (`CVS/Root' に) 記録します。
従って、最初に作業ディレクトリを取り出す時を除いて、
通常はこの値に注意する必要はありません。
$EDITOR
$CVSEDITOR
$CVSEDITOR
は $EDITOR
よりも優先されます。
$CVSEDITOR
は CVS 1.3 には存在しませんが、
以降のリリースには含まれます。
$PATH
$RCSBIN
が設定されておらず、
CVS にパス名が埋め込まれていない場合、
使用する全てのプログラムを捜す時に $PATH
が使用されます。
$RCSBIN
$PATH
を用いて捜します。
$HOME
$HOMEPATH
$HOMEPATH
を使用します)。「A.2 ~/.cvsrc ファイルの設定」参照。
$CVS_RSH
:ext:
が指定された時、
CVS が接続に使用する外部プログラムを
指定します。「4.6.1 rsh で接続する」参照。
$CVS_SERVER
cvs
です。「4.6.1 rsh で接続する」参照。
$CVS_PASSFILE
$CVS_PASSWORD
$CVS_CLIENT_PORT
$CVS_RCMD_PORT
$CVS_CLIENT_LOG
$CVS_CLIENT_LOG
.in' に記録され、
サーバから送られた全てが `$CVS_CLIENT_LOG
.out' に
記録されます。
$CVS_SERVER_SLEEP
$CVS_IGNORE_REMOTE_ROOT
$COMSPEC
$TMPDIR
$TMP
$TEMP
TMPDIR
を使用します。
この指定方法は、「A.3 広域オプション」 参照。
CVS には、(システムが提供する tmpnam
関数経由で)
常に `/tmp' を使用する部分があります。
Windows NT では (システムが提供する _tempnam
関数経由で)、
TMP
が使用されます。
CVS のクライアントが用いる patch
プログラムは、
TMPDIR
を使用します。
設定されていない場合、(少なくとも GNU patch 2.1 は)
`/tmp' を使用します。
特定の操作をする際に、CVS は RCS を呼び出します。 以下の環境変数は RCS で用いられるものです。 CVS のクライアント/サーバを用いる場合、 これらの変数は、(接続方法により不可能な場合もあるでしょうが) サーバ側で設定する必要があることに注意して下さい。 しかし、全てを設定する必要はないでしょう。
$LOGNAME
$USER
$LOGNAME
が違っていた場合は、
ファイルを格納する時に異常が現われることがあります。
$RCSINIT
$RCSINIT
で指定したオプションは、
RCS コマンドの引数の先頭で指定されたものと解釈されます。