天野研究室では独自のハードウェア構成を持った計算機を開発しているので,既存のソフトウェアをそのまま利用する事ができません. そのため,SEDグループでは,ハードウェアの各プロジェクトと協力してソフトウェアの開発を行っています.
みなさんがパソコンで何か仕事をしようとした場合,OSが必要ですよね. アプリケーションの開発を行おうとした場合にはコンパイラも必要ですね. 天野研で開発している計算機は特殊なハードウェア構成を持つものが多いので,OSやコンパイラがたくさん頑張らなくてはいけないのです.
また,計算機の性能は,実際に作ってみないと分かりません.
しかし,「作ってみたはいいけど性能が出なかった」ではいくらお金と時間があっても足りません.
そこで,計算機のシミュレータを作ります.
まだ作っていない計算機の動作をまねして,本物の計算機を作る前にある程度性能を見積もることができるのです.